2017年2月24日金曜日

IBのCEOシバ・クマリ博士、4年ぶりに来日しました

先日、国際バカロレア(IB)のCEOであるシバ・クマリ博士が4年ぶりに来日し、
私は日本におけるIB推進の旗振り役として、色々な面談や学校訪問などにご一緒してまいりました。

○「IB認定校200校」に邁進
今回彼女が来日した主たる目的は、日本でのIB推進プロジェクトの進捗状況の確認でした。
教育委員会の皆さまにも各地からお集まりいただきましたが、皆さんが大変なご努力をしておられることにシバも感激しており、
また文部科学省副大臣や統括官ともさらに協力関係を強化する、といった話もありました。

















ご存知のとおり、文部科学省はグローバル教育改革の柱として、2020年までに日本国内のIB認定校を200校以上増やすという閣議決定をしています。世界全体では現在4,677校の認定校がありますが、日本でも認定校、関心校、候補校を含めるとなんとか104校まで数を伸ばす事ができました。あと半分といったところです。

○IB推進校への訪問
そして、筑波大学附属坂戸高等学校(数週間前に無事に認定されました)と聖ヨゼフ学園(小学校、PYPの申請中)の二つの学校にも訪問しました。どちらの学校も、生徒たちが主体性をもって楽しく学んでいる事が嬉しかったです。大変歓迎してくださり感謝いたします。

聖ヨゼフ学園の校長先生にお聞きしたところ、保護者の方からは「今までテレビでアニメをみていたのに、今はニュースを見たがる」「デパートに連れて行くとおもちゃ売り場ではなく本屋に連れて行ってくれと言われる」といった声が寄せられているそうです。それまで授業に積極的に参加しなかった生徒が、自ら手をあげて主体的に参加するようになり、授業が楽しいと言っている事が一番嬉しい、という声もいただきました。


















今後もシバとも協力をしながら、日本におけるIBの発展にさらに寄与しようと思います。